閑話休題 薬の怖さ?面白さ?

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これは4年前ですね、沖縄の写真です。

このころはちょっと飲みすぎ加減くらいでなーんともなく元気なもんでした(笑)

でも酒が入ると飯が食えない、次の日に残るというような兆候めいたものはあったかな?

しかし既に病気は始まっていたんですね。

臓器と違って目立った症状が出ずに、口内炎や喉の痛みなんかで、ヘビースモーカーだったんで、てっきりたばこの吸い過ぎだと思ってました。

ホームドクターもそう思っていたようです。(苦笑)

だから口内炎をろくに診もせず、喉の痛みも抗生剤を処方するだけ。

おまけにそれで一時的に収まったいたもんだから始末が悪い。

医療麻薬

ご存知ですよね?

末期の癌患者の方の痛みの緩和、不安の解消などに使用されます。

私の服用したのは半合成麻薬オキシコドン、オキノームでした。

口内の炎症が酷くなり痛みが尋常ではなくなったので、医師が処方したんですが、

看護師が何度も「麻薬といっても怖がらないで、医薬品だから」となぜか慰めのようなことを言っていました。

効き目は「良好」だったと言って良いでしょう。

しかし問題は、というより今から思えば笑い話はこの後に起こります。

 

炎症も収まってきたので、医師の判断で薬を止めることになりました。

私としては医師を信頼して服用していましたので、止めると言われればそれに従います。

多分....恐らく....いや私の推測ですが、若いDr.はこの薬を過去に処方した経験がなかったのでは?と今から思えばそう感じます。

なぜか? それはいくら合成だからといっても麻薬ですから、長期間の使用によって依存が始まる可能性があるからです。

いや可能性ではなく、依存するんです。

私も長期の服用でしたから依存していたんですね。

苦しむような禁断症状こそ出ませんでしたが、幻覚がでました。

それもおかしな、どうして?というような内容の幻覚です。

 

幻覚というものは、脳のどこかは忘れましたが、覚える場所があって一生忘れないものらしいです。

私もいまだに覚えています。そして一人で笑ったり(笑)

 

幻覚その1.

入院している病院は高知県にあり、本院は市内、分院が安芸(郡部)にあります。

これはもう妄想の説明に入ってます^^

ある時分院の特別室で、窓から竹林を眺めながら点滴をしています。

私:「婦長さん、今度本院に戻るのはいつかな? 家族が来るっていってたから連絡しないとね」(現実には家族らしきものはいません)

婦長:「そうですね、本院が入港するのが来週ですからまた日にちを聞いておきます」

入港? おかしな話でしょう?

実は本院である病院は船を改造して作られたもので、各地の専門病院へ患者を乗せて回っているんです。

 

幻覚その2.

病院は京都府亀岡市にあります。(実際は違います)

そして分院が市内にあって、わたしは分院に入院しており、時々亀岡市の本院に行きますが、実はこの本院は経営状態が悪く私が理事長と相談して買い取る話になっています。買い取った病院はリノベーションして老人ホームにする予定です。

今日も下見をする入居予定者の方々が分院に集まって、バスで本院に向かう予定です。

ところが準備がうまくいかず、お客様を待たせているので、家内がみなさんを案内する予定だっただろうと看護師に怒鳴っています。

家内はどこへ行ったんだ?(現実は、私は独身です^^;)

他のベッド(相部屋でした)へ行って、入院患者さんをお客様だと思い込み、「どうもお待たせして申し訳ございません」と謝って回ります。

看護師たちは、「とにかくベッドに横になって下さい、お願いします」と必死です^^

「君たちはなにを言ってるんだ?今回の事業には多額の投資をしている、うまくいかなければ私は破産だ!」と、うろうろしている看護師が役に立たない社員だと思い込んで「もっとしっかりしてくれよ」と檄を飛ばすありさまです(爆笑)

 

幻覚?その3.

唾が出ないので口内が乾燥し、しょっちゅう水を飲んでいるせいかトイレが近くなります。

そして催すと早くいかなければ。薬の副作用でガマンが利かないのです。

廊下に出てトイレ、しかしトイレの場所が分かりません。

何度も通っているのに毎回分かりません。

看護師が来て、事情が分かっているので連れて行ってくれます。

無事終えて部屋に戻ろうとすると部屋が分かりません。

あちこち歩き回って、酷いときには他病棟へ行ったりして。

とうとう看護師が策を練りました。

病室のドアに、4月だというのに季節外れのサンタのぬいぐるみを吊り下げました^^;

「ここですよ部屋は、サンタさんがいるところね」

 

薬の副作用にもいろいろあります。

生死にかかわるような副作用にも見舞われましたが、周りの方々の迷惑は別として、

あとから思い出すと笑ってしまう副作用もあります^^

 

さあ、梅雨入り宣言後もあまり雨も降らず、暑い夏が来ます。

年中休みなので夏休みをとるというのもおかしな話ですが、一応PCで簡単な仕事はしているので、それを休んでどこかへ旅行にでも行きたい気分です。

お金はないけど暇は売るほどあるんで^^